音の葉 備忘録

音楽への想いを徒然に

エレファントカシマシ日比谷野音ライブ 2018-6-23[その4]

昨日、宮本さんの喉が回復して、無事に大阪公演以降のツアーが行われるお知らせが公式サイトに掲載されホッとしました。

本当に大丈夫なのか心配もありますが、今日の大阪公演のレポを楽しみに待ちたいと思っています。

先週の土曜日はあんなにどしゃ降りで寒いくらいだったのに今日は真夏日

たった1週間で季節も人間も変わるんですね。


第1部の続きです。


06.おれのともだち
07.星の砂
08.珍奇男


初期の曲が続きます。
「星の砂」は雨の中でも観客の方々は手の平をヒラヒラさせて盛り上がってました。

「珍奇男」はライブで聴くのは初めてなのでドキドキしました。
ど迫力の宮本さんの歌を引き立たせる眩しい照明、後半のリピートされる力強い伴奏、そして最後は初めて聴くエンディング、全てが凄かった!更新し続けるエレカシのライブはやっぱり何度来ても刺激的です。


09.武蔵野


これもライブで聴くのは初めて。野音の映像でみたとき、野外での音の広がりが歌詞とあっていてとても良かったので、ここで聴いてみたかった曲です。イントロのドラムでテンションが上がりました。


10.神様俺を
11.いつもの顔で


新曲が2曲続きました。
「神様俺を」は軽めのレゲエのリズムとは裏腹に「神様どうか俺を見捨てないで」の歌詞が切なく感じられました。

「いつもの顔で」はアルバムの中でも好きな曲なので、じっくり宮本さんの歌を聴いていました。


12.さよならパーティー
13.かけだす男


これはライブで聴いてみたい曲だったのですごく嬉しかったです。この時ばかりは雨に感謝したくなるくらい、この自然の演出が曲に似合っていました。
宮本さんは雨に濡れてもカッコいいロック歌手でした。


15.Destiny


大好きな曲です。後半の歌詞も野音から見えるビルの風景とマッチしていたし。。でも何故か今回の野音の曲の中では異質に感じられました。


16.なぜだか俺は祷ってゐた
17.ズレてる方がいい


16はライブで初聴きですが、断然生の方が心に響きます。夜空に向かって歌う姿がとても似合う曲でした。
17も相変わらずの迫力、すごく好きです。


18.オレを生きる


CDよりずっと感情がダイレクトに響いて来るようで、じっくり聴いてしまいました。ライブで聴きたい曲になりました。


17.RAINBOW


「3210」無しでいきなり「♪暮れゆく~」と始り、どしゃ降りの雨みたいなドラムの音が響いたこの曲を、宮本さんはステージを動き回って歌いきりました。
最後のドラムも天を仰ぐ宮本さんのポーズも圧巻でした。


ここで第一部が終了。メンバーが一旦ステージを去りました。

ここまでは声の不調を感じることはあまりなかったような気がします。
初めて間近でみる宮本さんの鬼気迫るようなライブパフォーマンスとメンバーのヒリヒリするような緊張感に溢れた演奏に圧倒され、あっという間に時間が過ぎてしまったせいかもしれませんが。。。

第二部についてはまた後日書きます。

エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23[その3]

メンバーが登場した時はまだ雨も激しく降っていました。

宮本さんの「あいにくの雨ですが、気合い入れて行きますのでよろしくお願いします。」の挨拶のあとに、新しいアルバムの1曲目である「WAKE UP」が始まりました。

野外だから音はそれほど響かないだろうと思っていたら、今までで一番ドラムの音が胸に響いてきてビックリ!よくみたらすぐ近くに山積みのスピーカーが。。。

でもこの曲のアレンジは高揚感に溢れていて、とても好きだったので、すぐにそんなことは気にならなくなりましたが、演奏に比べて宮本さんの歌のテンポがちょっとゆっくりめだったような。。

そのままアルバム通り「Easy Go」に突入。ツアーファイナルのさいたまスーパーアリーナで初披露されたときは、息が苦しげで、途中ギターをかなぐり捨てて身体を折り曲げたり伸ばしたりして必死に歌っていましたが、その時よりも断然歌は聴きやすくなり、宮本さんもギターを最後まで弾いていました。ハンドマイクで歌う方が動き回るし、体力が消耗するのかもしれません。

途中の間奏のところで、ギターの石くんが宮本さんに近づいたら、宮本さんのネックの部分で顔を小突かれ、あえなく定位置に下がっていきました。(キノドクダケド、ワラッチャイマシタ)

エンディングに繰り返えされるドラムとギターとベースのせめぎ合いは本当にカッコいい!

いつ終わるのだろうとハラハラしていると、急にピタッと全ての音が止まる。凄かったです!

ここから私にとって初聴きの3曲が続きます。歌詞をしっかり聞き取るのに必死だったため、申し訳ないことに演奏に関する記憶がありません。

宮本さんはハンドマイクを持って、わざわざ雨に濡れるステージの一番前まで来て左右に移動しながら熱唱。雨に濡れる姿が色っぽくて絵になっていました。

「上野の山」で「花見のどこが面白いのか」といいながら、「少し騒ぎたいから俺も花見に入れてくれ」と歌うところが印象に残りました。世間の騒ぎに背を向けて、孤独に引き込もっているイメージが強かったので、この歌詞は意外でした。

「人間って何だ」は私が好きな「風」というアルバムの中の1曲で、ライブで聴くのは初めてでした。

「スーパーマンになるしかないかい?」と歌っているように、昔から必死で生きてきたのでしょう。でもやっぱり普通の人間なんですから、体調の悪いときには無理せず休んでほしいと願ってしまいます。


長くなったので続きはまた後日、書くことにします。

エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23 [その2]

宮本さんの喉の回復を願いつつ、先日の日比谷野音の備忘録の続きを書いておこうと思います。

私が霞ケ関の駅に着いたのは3時半頃。もうすでに雨も降り始めていましたが、外聴きと思われる人も沢山来ていて驚きました。

日比谷野音の入口付近には大勢の人が並んでいて、グッズ購入の為かと思ったら、IDチェックの列だと言うので最後尾を探したら、図書館を通りすぎた先の車止めのある辺りでした。

丁度野音の会場でリハが行われていて、それを聴いていたので退屈はしなかったのですが、雨が段々と激しくなり、傘だけでは濡れてしまうので、みんなレインコートやカッパを着こんで黙々と待っていました。

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リハも演奏が中心であまり宮本さんは歌っていなかったと思います。声を温存していたのかもしれません。

1時間以上並んでるうちに人が段々と増えていきましたが、そのほとんどが女性であることに驚きました。しかも20代~30代と思われるお洒落な女性も多くて、私が最初にライブに行った石川県の会場の雰囲気とは明らかに違っていました。

フェスや紅白歌合戦や夢の競演でエレカシを初めてみて、ファンになった人が多かったのかもしれません。

やっとIDチェックにたどり着いた時にはもう開場時間が過ぎていたので、そのまま入場せざるを得ない状況でした。

会場内は傘は禁止とのことで、カッパを着て雨に濡れながらじっと座っている観客の後ろ姿は、滝に打たれる修行僧のようでした。

私の席は思っていたよりずっとステージに近くてびっくりしました。ギターを弾きながら歌う宮本さんの表情も肉眼でみれる距離でした。

私の前の方の列も席の回りも若い女性ばかりで、男性は一人しかいなくて、何だか居心地悪そうにしていて気の毒になりました。

私の想像していた日比谷野音の雰囲気とは全く違っていて、どこかのフェスに来てるような気持ちになりました。

まだ明るい5時半過ぎにメンバーが登場。まず宮本さんの脚の細さにビックリ!映像で見るより細くて、後ろ姿はアニメの次元大介みたいで何だか人間離れしてみえました。(いい意味で。。)

次回はライブの第一部の演奏について書いていこうと思っています。

エレファントカシマシ TOUR 2018 “WAKE UP!!”zepp 名古屋公演延期について

昨日、日比谷野音の備忘録を投稿した後に、今日から行われるはずだったエレファントカシマシ TOUR 2018 “WAKE UP!!”zepp 名古屋公演が2日とも延期となったことを知りました。

公式サイトでそのお知らせを読んだときは思わず「エッ!」と声が出てしまいましたが、前日の状態を目の当たりにしていたので「やっぱり。。」という気持ちが強く、それと同時に、これでやっと宮本さんとメンバーは休めるんだとホッとしたような想いもよぎりました。

昨年の47都道府県ツアーが終わってからも、年末のフェスや紅白歌合戦出場、新春ライブにツアーファイナルのさいたまスーパーアリーナ、夢の競演と本当に休む間もなく歌い続けて来た宮本さん。

先日の「スッキリ」出演の時から感じていた宮本さんの声の調子の悪さは、大阪野音でも回復しておらず、日比谷野音でもかすれたままでした。

さいたまスーパーアリーナで6月にアルバムが発売になるので、今はレコーディングで忙しいと言ってました。

新春ライブが終わってしばらくはお休みできていたのかと思っていたらとんでもなかったようです。

雑誌のインタビューでも徹夜してレコーディングしたこともあったと言っていたし、本当に働き過ぎていたように感じます。

年齢を重ねると、瞬発力はあっても、疲労はそのあと間違いなくやって来るので蓄積させないためにも、休養は必須だと思われます。

精神的に頑張れても、身体は正直だから、不調になることで「お休みしなさい」というメッセージを送って来てるような気がします。

zepp名古屋以外は今のところ予定通りとお知らせにはありましたが、夏フェスにも沢山出演する予定だし、本当に無理をしないで休養してもらいたいです。

「友達がいるのさ」で「休んだっていい、立ち止まったっていいよ、来年も、再来年も歩いていこうぜ‼」と叫んでくれたように、まだまだエレカシを続けていくためにも、休むということも真剣に考えてもらいたいと思います。

エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23 [その1]

昨年の夏、たまたまテレビでエレファントカシマシのライブ放送を観て以来、どんどん彼らの音楽に惹かれて行ったまだまだファン歴の浅い私ですが、2018年の日比谷野音が5回目のライブとなりました。

今まで行ったライブは以下の通り。

①2017-9-30 30th ANNIVERSARY TOUR
本多の森ホール(石川県)

②2018-3-1 space show music awards
授賞式(横浜)

③2018-3-17 30th ANNIVERSARY TOUR FINAL
(さいたまスーパーアリーナ )

④2018-3-18 エレカシスピッツミスチル
夢の競演
(さいたまスーパーアリーナ)

後々、これらのライブの備忘録も綴って行きたいと思っています。


まずは昨日の日比谷野音の備忘録。


セットリストは以下の通りです。


[第一部]

01.WAKE UP
02.Easy Go
03.おはようこんにちは★
04.浮き草★
05.上野の山★
06.人間って何だ
07.おれのともだち★
08.星の砂
09.珍奇男
10.武蔵野
11.神様俺を
12.いつもの顔で
13.さよならパーティー
14.かけだす男
15.Destiny
16.なぜだか俺は祷ってゐた
17.ズレてる方がいい
18.オレを生きる
19.RAINBOW

[第二部]

20.今宵の月のように
21.笑顔の未来へ
22.友達がいるのさ
23.シグナル
24.悲しみの果て
25.歩いてゆく★
26.月の夜
27.旅立ちの朝
28.男よ行け

[第三部](アンコール)

29.星の降るような夜に
30.ファイティングマン


★印がついている曲は、私が初めて聴いた曲です。

昨年からエレカシの曲を追いながらも、全てを聴いた訳ではないのです。

アルバムもRAINBOWから順々にさかのぼりながらも、今だエピックの壁は越えていません。それでもネットで何曲かはエピック時代の曲も聴いていたので多少はわかりました。

そんな私が日比谷野音ライブに行ったらどうなるんだろうと、一人だったし雨は凄かったしで、前回までのライブ前のワクワク感とは違う緊張感がありました。

一番新しいアルバムからの曲から始り、一番古いアルバムの曲で終わった今年の日比谷野音

正直、宮本さんの声の調子は良くなくて、高音が本当に辛そうで、何度も聴きなれている「今宵の月のように」を歌った時にそれがすごくわかりました。

MCもほとんどなく、いつもよりメンバーの演奏を意識して歌っていたように感じるライブでした。

30thツアーはメンバーにとっても、昔からのファンの人にとっても本当に特別なものだったのかもと実感させられた日比谷野音のライブでした。

また後日、細かい曲毎の感想も書いていけたらと思っています。