音の葉 備忘録

音楽への想いを徒然に

エレファントカシマシ【新春ライブ 2019】日本武道館 2019-1-18[その2]

新春ライブの生放送の録画を観て、やはり切り取られたフレームに収まりきらない迫力が実際のライブにはあるんだなと実感しました。

会場では表情までは肉眼で見ることはできませんでしたが、宮本さんの一挙一動をメンバーが常に注意深く追いかけている様子や、宮本さんがバンド全体の音を目配せや手先で細かく指示していることがわかりました。

1曲目の「脱コミュニケーション」のイントロ
の宮本さんのギターソロが終わって、ドラムが入るタイミングが何の合図もなかったにも関わらず、ピタッと決まっていて驚きました。

エレカシの練習量の多さが成せる技なのでしょう。

プロであれば普通のことかもしれませんが、エレカシの中での宮本さんは自由奔放ですから、それに合わせるのは至難の技だと思います。

二曲目の「Wake Up」では終盤の雄叫びから火がついた様に「GO!GO!GO~!」を繰り返し、最後に弾いていたギターを床に叩きつけて、壊してしまった時には唖然としました。

その部品の飛び散ったギターを淡々と片付けるローディさん。。。流石です。

「新しい季節に君と」「星の砂」「悲しみの果て」とお馴染みのナンバーが続いた後に始まったのが、「ワインディングロード」

これをライブでやると思っていなかったので、じっくり聴き入ってました。後半かなり高音になる部分も良く声が出ていて、どんどん力強い歌になっていって盛り上がりました。

そして金原さんと笠原さんが登場しての「リッスントゥーザミュージック」

映像で観たことはありましたが、生で聴くのは初めてで、後半の金原さんのバイオリンの迫力に釘付けになりました。

金原さんは、小田さんのサポートの時とは全然違う激しいパフォーマンスで、宮本さんのshoutやメンバーの演奏を煽っているようで目が離せませんでした。

「昔の侍」は、今回特にさびのストリングスが宮本さんの力強い声を引き立てていたように感じました。歌い終わりの拍手も長かったです。

そして私にとって最初のハイライトだった「大地のシンフォニー」と「絆」

もうただただ宮本さんの歌に聞き惚れてしまいました。こんなにも歌詞を力強く、体全体で届けようとする人を私は他に知りません。
その真っ直ぐさに、こちらも真摯な気持ちでじっと聴いていました。

「絆」はいつか生で聴いてみたいと思っていた大好きな歌なので、これを聴けただけでテンションはMAXでした。

ハンドマイクで歌に徹する宮本さんの声は本当に素晴らしかったです。身振り手振りを交えて壮大に歌いあげる宮本さんの姿に釘付けになりながら、歌詞にじっくり耳を傾けていました。

エレカシと言うバンドの中にいる宮本さんが好きでしたが、ソロの宮本さんがこんな風に歌に徹するのなら、それを聴いてみたいと思うようにもなりました。

また続きは次回書きます。