音の葉 備忘録

音楽への想いを徒然に

エレファントカシマシ【SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2018】パシフィコ横浜2018-3-1

エレカシ関連のTwitterを読んでるうちに、たまたまたどり着いた「SPACE SHOWER TV」のサイトで、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2018」の授賞式にエレカシも出演すると知り、申し込んでみたところ、運良く一枚だけ観覧席が当選しました。

席は当日にならないとわからないとのことでしたので、とりあえず開場1時間前位に招待券をもって受付に行くと、一人用は並ばずにすぐに交換してもらえました。

f:id:oto-no-ha:20181008224259j:plain

f:id:oto-no-ha:20181008224402j:plain

パシフィコ横浜の大ホール一階、ステージに向かってやや左寄りの前から20列辺りの席だったので、肉眼で表情までは見えなかったけど、スクリーンもあるし、全体を見渡すには丁度良い感じでした。

エレカシは「LIVE ACT」としか表示がなく、何の賞をもらうのかわかっていなかったので、ノミネートされていた「BEST GROUP ARTIST」がONE OK ROCKだった時には、このままゲストとしてライブだけして終わるのかしらと不安になりました。

でも「BEST RESPECT ARTIST」と言う賞でエレカシの名前が発表されたので、やっとそこで安堵できました。音楽で賞をもらたいたいと、以前「SONGS」と言う番組で宮本さんが熱弁していたので、とても喜んでいるのが目に浮かぶようでした。

1曲目は安定の「悲しみの果て」。
スクリーンに映し出された久々にお目にかかる宮本さんは髪がだいぶ伸びて、お馴染みのイメージに近くなっていました。
声も伸びやかで安心してじっくり聴くことが出来ました。

2曲目は最近の曲で「風と共に」あたりかな?と思っていたら、おもむろに宮本さんが聞き覚えのあるイントロを引き始めたことにびっくりしたのもつかの間、「もう一回!もう一回!」と叫んで演奏を止めてしまいました。

何かの演出かと思いきや、宮本さんが「めったに自分から始まらないから間違えました」と言い、生放送にも関わらずやり直すと言う破天荒ぶり!

そして宮本さんのギターで始まったのが「ガストロンジャー」!
いつもは石くんのイントロから始まり、宮本さんがハンドマイクで走り回りながら歌う曲なのに、ギター弾きながらでどうするの?と思ってたら、いつの間にかギターを外し、ハンドマイクで歌ってました。

エレカシファンだけでは無いオーディエンスの前で披露する曲に、これを持ってくるとはびっくりでした。

ステージの端から端まで走り回り、上着を脱ごうとしたら片腕が抜けなくなったり、ステージ上に作られた階段を駆け上がって一番高いところで叫んだ後、戻ろうとしたらマイクコードが照明かなにかに巻き付いて動けなくなったりと、ともかくハラハラさせられっぱなしでした。

それでもサビの「ウォー!ウォ~!ウォ~!ウォー!」の部分では拳を振り上げている観客が前の方にはかなりいました。
私の周りにはエレカシファンはいなかったため、拳は封印して心の中で一緒に叫んでました。

あの宮本さんのパフォーマンスを間近でみたら、エレカシファンじゃなくても呆気にとられて、釘付け状態になってしまうと思います。

曲が終わるといつもコンサートの最後にやる、メンバーと肩を組んでのお辞儀までやって、まるでワンマンライブを観に来た様でした。

わずか2曲であろうと、いつも全力のパフォーマンスをするエレカシは本当に素晴らしいです。司会者の方々も絶賛してました。

「音楽で賞をもらえたのは初めてなので嬉しい」とやはり宮本さんは興奮気味におっしゃってました。
ライブ後の宮本さんと司会者とのとっちらかったやり取りを、笑顔で見ているメンバーの優しい眼差しも印象的でした。

エレカシは投票で選ばれる「PEOPLE'S CHOICE」という賞でも4位になっていました。(ちなみに1位は星野源でした。)

エレカシ目的で観覧していましたが、その日のゲストはそうそうたる顔ぶれでした。

Suchmos、DAOKO、水曜日のカンパネラ平井堅、ゆず。

彼らのライブを生で観れたのはとても貴重な経験でした。

平井堅は大きな花束を持って、ギター一本の演奏で「ノンフィクション」を歌い上げ、会場を静まりかえらせました。CDを聴いている様な安定したハイトーンボイスで平井堅ワールドに引き込まれてしまい、とても素晴らしかったです。

ゆずは最優秀賞を獲得して、ステージはダンサーまで出てきて、まるでワンマンライブの様でした。「タッタ」と言う曲が始まる前に、事前に配布されていたタンバリンを使って、振り付けをダンサーと一緒に練習しました。私はワンテンポ遅れてしまいましたが、お隣の若い女性はゆずファンらしく完璧な振り付けでした。

その歌の後の「夏色」の盛り上がりは凄かったです!
誰もが知ってるヒット曲はやっぱり強いなと感じました。伸びやかで力強いハーモニーも気持ちをハイにしてくれて、とても楽しめました。

この日のライブを観て、ベテラン勢は独特の世界観で、ファンでない人たちをも巻き込む力を持っているのだなと感じました。だからこそ長く現役でいられ、こうした賞ももらえたのでしょう。

元気で若々しい宮本さんやメンバーを見られて、3/17のさいたまスーパーアリーナでのエレカシ30周年ツアーファイナル公演がますます楽しみになった一夜でした。

f:id:oto-no-ha:20181008224507j:plain