小田和正 【Tour 2018 ENCORE!! 】武蔵野の森総合スポーツプラザ2018-8-8[その3]
アンコールの1曲目は「NEXTのテーマ- 僕等がいた-」
前回のツアーのアンコールでも披露されたオフコース時代の曲。
歌詞が意味深で聴いてると切なくなってしまいます。「NEXT」は私にとって、オフコース時代最後に聴いたアルバムです。
この曲が終わる頃、前の人がスタンド席の方を気にし出したので、何かな?と思ったら、巨大風船がゆっくりと落ちてきてビックリ!
そして始まった曲が「またたく星に願いを」
この曲もライブで聴くのは久しぶりです。
巨大風船に囲まれて、それを必死にはじき返しながら歌う小田さんを見ながら、満面の笑でバイオリンを弾く吉田さんが楽しそうで素敵でした。
そして一転して静かなイントロが流れ「hello hello」が始まると、みなさん座ってじっくり聴いていました。
小田さんの声は本当にやさしくて、あたたかくて、いつも心を癒してくれます。
ワンフレーズ、ワンフレーズ、心を込めて歌っているように感じました。
ここでまた小田さんとメンバーが舞台から下がると、一気に帰るお客さんが増えて来たので、もう終わりなのかと思ったら、再び小田さんが登場してくれました。
そしてピアノの弾き語りで歌ってくれたのが「さよなら」
出だしの「もう~」の歌声の素晴らしいこと!昔と同じアレンジでの演奏も懐かしく嬉しかったです。
若い頃のあの透き通った高音とはまた違った、円熟味を帯びた美しい声が、静まり返った会場に響き渡りました。
そして花道を歩きながら「やさしい夜」を歌ってくれました。子守唄のような心地よい気持ちにさせてくれる曲です。
最後はバンドメンバーとアカペラで「また会える日まで」を歌ってくれました。
みなさんとてもいい笑顔で、本当に素敵な3時間をともに過ごすことが出来ました。
終わってしまう寂しさより、小田さんへの感謝の気持ちの方が大きくて、大満足で会場を後にして、幸い台風でも電車が遅れることもなく、スムーズに帰宅することができました。
2011年に小田さんのコンサートに行くようになってから、今回のライブが一番心に響きました。
それは小田さん同様、自分も年齢を重ね、コンサートに来られる機会というものが、ずっと続くものではないということが身にしみて来たからかもしれません。
そして小田さんは全身全霊でみんなに、全ての歌を届けてくれていたように感じました。
まだまだツアーは続いて行くので、体調を壊さないように、あまり花道も走らずに、ゆっくり歌い続けて行って欲しいと願っています。