音の葉 備忘録

音楽への想いを徒然に

小田和正 【Tour 2018 ENCORE!! 】武蔵野の森総合スポーツプラザ2018-8-8[その2]

第1部が終わり、スクリーンに「御当地紀行」の映像が流れて来ました。

小田さんのコンサートでは恒例の、ライブ会場近辺を小田さんが散策するという、TV番組になりそうな映像です。これが毎回とっても楽しみです。

今回は多摩地区を中心に、この猛暑の中、麦わら帽子をかぶって、色々まわってくださっていました。(小田さんはパッと見、畑仕事帰りの人みたいでした。)

ほんの2時間ほど前、自分がいた調布駅の前に小田さんが映っているということだけで、なんだかテンションが上がってしまいました。

調布の布多神社は、以前私がお参りをして、御朱印をもらったことがある神社です。
ここで小田さん初監督作品の「いつかどこかで」のクランクイン前に、撮影の安全祈願をしたそうです。

次に向かった場所は「府中の芸術の森劇場」。こちらも小田さんの映画「緑の街」の撮影が行われた場所とのこと。
小田さんが意外と多摩地区に縁が有ったことを初めて知りました。

国立の一橋大学の学食や道端で、通りすがりのファンの方々に、握手やサインや写真撮影を求められても、気軽に応じる小田さんが微笑ましかったです。

そして立川の昭和記念公園
ここは以前よく遊びに行った所なので、懐かしく観ていました。

小田さんがとても興味深々だった「ハンモックのトランポリン」はこども限定で、体験できずに残念そうでした。自転車に乗ったり、暑さで下を向いてしまった向日葵畑を見に行ったり、一人でボートを漕いだりと、何をしてもお茶目で可愛い小田さんでした。

そしてあまり知られていないであろう京王線狭間駅」からの映像が映し出され、なぜ?と思ったら、高尾山に向かう電車に乗るためだった様です。

高尾山はいつも登山者が一杯で混雑しているのに、この日は猛暑の平日だったのかとても空いていました。

ケーブルカー乗り場で、小田さんに気づいた女性軍団に囲まれて、写真撮影に応じた小田さんは、その勢いにタジタジなご様子でした。

長い階段を上って着いた先の高尾山薬王院で、残りのツアーの安全祈願をされていました。

そして最後は多摩市の桜が丘公園。
「グッバイ」のPVを撮影された場所とのこと。街が見下ろせる見晴らしのいい公園でした。

映像の最後の「後半も盛り上がって行きましょう!」の言葉の後に、始まったのが新曲の「坂道を上って」

新曲なんですが、オフコース時代を彷彿させる懐かしい煌めきが歌詞やメロディに感じられて、大好きな曲です。

「time can wait」
これはライブで聴くのは初めてかも。。歌詞が素敵です。

そしていよいよお待ちかね「ラブストーリーは突然に

この時は、花道から会場におりて、お客さんにマイクを向けたりして、歌いながら歩き回ってくれました。

小田さんが会場のどこにいるのかは、スポットライトの位置でしか把握できませんでしたが、それが段々と近づいてきた時には、本当に興奮してしまいました!

この時ばかりは、一番後ろの端っこの席に感謝しました!至近距離で目があったかもと勘違いするくらい側を小田さんが通りすぎてくれて、1メートルくらい先で立ち止まってしばらく歌ってくれました。

途中で小田さんにマイクを向けられて、歌った女性が、嬉しさのあまり倒れそうになっていた気持ちがよくわかりました!

ヒットした曲というのは、本当に会場が盛り上がります。そんなによく小田さんのことを知らずに来た人でも、絶対聴いたことがあるので、その時ばかりは一緒に楽しめますから。

大興奮の後に続いたのが、またまたヒット曲の「キラキラ」

これも会場内を歩きながら歌ってくれました。スクリーンに映った小田さんが、ちょっと声をつまらせる場面があって、それを観たら思わず泣けてきてしまいました。

「いつの日にか また戻れるなら その時 帰りたい この場所へ」

この歌詞がとっても心の琴線に触れました。

いつも小田さんのコンサートでは、うるっと来てしまうのですが、今回は後半、涙腺スイッチが壊れたかのように、何度かボロボロ涙がこぼれてしまいました。

小田さんも何度か涙ぐんでいるように見えましたし、それぞれの歌詞が今の心情にとてもリンクしてしまったからかもしれません。

YES-YES-YES」では、さびの部分で指を差しながら、会場全体で「YES-YES-YES」と熱唱しました。

そしてピアノの弾き語りでの「さよならは言わない」これも好きな曲ベスト3に入ります。
美しい声でこの切ない歌詞を歌われたら、涙腺は緩んでしまいます。

続いて「生まれ来る子供たちのために」
この曲の間奏でのベースソロがとても斬新で良かったです。
小田さんの声も絶好調で本当に高音が素晴らしく、心に響きました。

「風と君を待つだけ」「今日もどこかで」は花道を歩きながら歌ってくれました。

どちらのサビも会場が一体となって歌っていました。

そして圧巻だったのが、新曲「この道を」

黒いスクリーンに歌詞だけが、ワンフレーズずつ映し出される演出がとても良かったです。小田さんのこの曲の歌詞に込めた想いが伝わるようでした。

最初にドラマのエンディングで流れたときは、正直何て地味な曲だろうと思ってしまいましたが、どんどん話が進んでいくうちに、この曲の歌詞が見事に主人公の心情を表していることが分かり、最終回のこの曲ありきのような演出にも感動しました。

小田さんがインタビューでも答えていたように、主人公とそれを演じた二宮和也さんに重ねるように書かれた歌詞を、じっくり堪能しながらこの曲を聴けたのは、本当に素晴らしい時間でした。

そして後半の最後の曲が「君住む街へ」

前回のツアータイトルでもあるこの曲も、好きな曲のベスト3に入ります。

「君住む街まで 飛んでゆくよ
ひとりと 思わないで いつでも」

小田さんはどこかのMCで

「会えるかもしれない。。とかグタグタしたことを言うのはもうやめます。きっとまた会えます!」

と力強く宣言してくれて、会場から大きな拍手が沸き上がっていました。

その日が来るのを心待にして過ごします。(10月末にまた小田さんのコンサートに行けるのですが。。)

この曲で第2部も終了。

アンコールはまた後日書きます。