エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23[その5]
昨日からZeppツアーが大阪から始り、ライブに行かれた人たちのTwitterを読むと、宮本さんの声も回復されたようで安心しました。
日比谷野音の備忘録もこれが最後です。
第2部
20.今宵の月のように
21.笑顔の未来へ
第1部が終わって、5分後くらいに再びメンバーが登場した頃には、雨も弱まっていました。
これまで聴いた「今宵の月のように」の中で、一番苦しそうに歌っている姿を見て、宮本さんの声の不調に気づきました。
それでも次の「笑顔の未来へ」では、宮本さん自ら手拍子をしたりといつも通りのパフォーマンスでしたが、この曲も野音では異質に感じられました。
これも大好きな曲なんですが。。
22.友達がいるのさ
23.シグナル
22はとても野音に似合う曲で、後半の盛り上がりがすごくて、宮本さんの「来年も、再来年もいこうぜ~!」のセリフで会場も最高潮に達したように感じました。
23もライブで聴いてみたかった曲なので、凄く嬉しかったです。
「悲しみの月日が新たな歴史のシグナル~」この部分が心にしみました。
24.悲しみの果て
「今宵の月~」ほどは不調に聴こえなかったのは、いつもより声を張り上げずに歌っていたからかもしれません。
やさしく包み込むような歌に聴こえました。
25.歩いていく
26.月の夜
25はアルバム「RAINBOW」シークレットトラックとのことで、私は初聴きでした。
キーボードの魚さんと宮本さんのギターで ささやくように歌われてました。
歌詞を噛みしめるように歌っていたのが印象的でした。
26は中盤、照明に浮き上がる宮本さんの姿が鬼気迫っていてものすごい迫力でした。掠れた声を力ずくで絞り出していたようでしたが、その歌う姿に圧倒されてそんなことは気になりませんでした。
私の席からは屋根に隠れて見えませんでしたが、雨も止んできていたので月が見えていたのでしょうか?
もしそうならすごい演出です。
27.旅立ちの朝
28.男よ行け
「旅立ちの朝」は壮大なイメージがあり、新しいエレカシを感じるアレンジが好きです。
「男よ行け」は何度聴いても、何故この伴奏で歌えるのかが不思議な曲です。
メンバーの音もしっかり合っていて、宮本さんの声も力強かったです。やはり野音には昔の曲が映えるのかもしれません。
ここで第2部が終了したため、宮本さんがキーボードの魚さんと握手をして、そのままベースの成治さんにも握手を求めに行きましたが、しばし成治さんは気づかず、気づいたときには戸惑っていたようでした。続いてドラムのトミさん、ギターの石くん、サポートギターのヒラマさんとも握手をして去っていきました。
アンコール
29.星の降るような夜に
30.ファイティングマン
アンコールの前には雨も上がって、みんなフードを外し出していました。
後から知ったのですが、アンコール2曲は大阪とは違っていたようです。
再びステージに登場してから、宮本さんの長めのMCがありました。去年1年間の幸せだった思いに浸るだけではなく、今年もドンと行くのでよろしくというような話をされていたと思います。「もう6月なのに今年もよろしくって言うのもおかしいけど」みたいなことを言ってから、「古い曲ですが、」と「星の降るような夜に」を紹介していました。
この曲は映像で観て、いつかライブで聴いてみたいとずっと思っていたので、テンションが上がりました。
会場も「歩こうぜ~歩こうぜ~」のサビのところで楽しそうに拳を振り上げていました。
そしてそのままのテンションでの「ファイティングマン」は凄かったです!
声の不調も全然気にならず、会場全体が腕を振り上げて、夜空に向かって叫ぶ宮本さんと同じ熱気に溢れていました。
約3時間のライブを終えて、いつもの肩組み挨拶でメンバーが立ち去り、会場を出るために階段を昇りきったところで振り向いた私は、ステージの上に月が見えていたことに初めて気づいて感動しました。
今回のライブで印象に残ったのは、ドラムの音でした。
ライブに行く度に力強さが増して、音に重みが出ているのに凄くノリやすくて、宮本さんの歌を引き立てていたように感じました。
どの曲だったか覚えていませんが、これでもかってくらいシンバルとドラムを叩いているのに、宮本さんはもっともっとと全身で激しくアピールしていました。
その他にも細かくギターに指示を出したりと、宮本さんは歌いながら後ろを振り向くことも多かったように感じました。
エレカシは心底ライブバンドなのだと感じました。CDの音源とライブの音源は全く別物で、曲によっては全然違う印象を持つことも多々あります。
曲がどんどんバージョンアップされて、以前と違う曲のように感じることもあります。
だからこそ何度でもライブに行きたくなるのでしょう。
そして宮本さんの全身全霊で歌う姿とバックのメンバーの演奏がセットで感じられることが、エレカシのライブの醍醐味なのだと思います。