音の葉 備忘録

音楽への想いを徒然に

エレファントカシマシ TOUR 2018 “WAKE UP!!”zepp 東京 2018-7-5[その3]

第2部は日比谷野音と同じ「今宵の月のように」から始まりました。あの日苦しそうに歌っていた宮本さんの姿が思い出され、心配になりましたが、その日はいつもの伸びやかな高音が響いてきました。

喉の調子のバロメーターの様にこの曲を聴いてしまいましたが、喉の回復を確認できて本当に安堵しました。

この曲と次の「笑顔の未来へ」の時に、宮本さんはしきりに耳元で手を回して、スタッフに何かを訴えていました。
イヤモニの調子が悪かったのでしょうか?

宮本さんの「私が死んだあとに評価される曲です」と言うようなMCの後に始まったのが「シャララ」。

私の知らない曲だったので、じっくり聴こうと思っていたら、近くで具合が悪くなって倒れてしまった人がいて、それどころではなくなってしまいました。

覚えてるのは宮本さんが繰り返す「シャララ~シャララ~」のみ。。。
残念でしたが、仕方がありません。。

「俺たちの明日」はライブで聴く方が好きな曲です。最後の「頑張ろうぜ」の宮本さんの台詞に毎回痺れてしまいます。

「歩いてゆく」はギター1本でやさしく歌っていました。この曲と「今を歌え」に出てくる「あなた」は、宮本さんのお母さんのことなのかなと勝手に考えて聴いていました。

その静かな雰囲気の後、背後からの眩しいライトに照らし出され、メンバーのシルエットが影絵のように映し出された時には鳥肌が立ちました。そして宮本さんのギターのイントロが流れてきて始まったのが「so many people」!目茶苦茶カッコいい演出でした!

会場のボルテージは一気に上がり、跳び跳ねるように拳が揺れて、ノリノリの状態のまま「ファイティングマン」に突入。

中盤の「Oh~Yeah~」の後の手拍子の楽しいこと!最後に繰り返される「ベイビー!ファイティングマン!」の後の「ヒュ~」と言う会場からの掛け声が、いつもより大きく聴こえました。

最後のドラムのシンバルで終わってしまう瞬間まで、その高揚感は続きました。

演奏が終了すると、日比谷野音の時と同じ様に、宮本さんはメンバー一人一人と握手を交わしていました。

そしてメンバー全員が前に出てきて、繋いだ手を高々と挙げた後、長いお辞儀をされていました。

遠くからでしたが、メンバーみんなのいい笑顔が見えて嬉しかったです。

アンコールが無かったので、結局最後まで宮本さんは、喉のことにも名古屋の延期のことにも触れずに終わりました。

2時間で22曲、それでも満足感で一杯でした。エレカシはライブハウスがよく似合うバンドだなと感じました。

そしてエレカシが元気にライブをやってる姿を観れるという幸せを今回あらためて痛感しました。

このツアーが終わっても、多数の夏フェスに参加されるエレカシのメンバーが、体調を壊さずに、最高のライブが出来ることを願っています。


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エレファントカシマシ TOUR 2018 “WAKE UP!!”zepp 東京 2018-7-5[その2]

風の強く吹いているお台場に到着したのは4時くらい。

グッズ売場の列もさほど長くなかったのは、平日だったからかもしれません。
整理番号順に並ぶようになるのは5時からとの事だったので、しばしお台場を散策。

トヨタのヒストリー館というところで宮本さんの好きなポルシェの古い型が陳列されておりました。
日本の昭和初期のレトロな町並みが再現されていて面白かったですが、お客さんはほとんどが外国人観光客でした。


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5時過ぎに様子を見に戻ると、会場の前に整理番号順の枠ができていて、みなさん該当する番号に並んでいました。赤い外ロッカーもまだ空いていたので、荷物を預けてから待機。私はA1000番以降だったので、入場できるのはかなり後だろうと思っていたら、10番ずつ呼ばれるので意外と早く、6時半過ぎには入場できました。

ドリンクは後回しで会場に入ってみると、バーはすでに人で一杯だったので、段差がある後ろの方の見易い場所を確保。
なんとかステージ全体が見渡せる位置でしたが、キーボードとベースは前の人に隠れてほとんど見えませんでした。


ここからはネタバレになりますので、ご注意ください。








zepp東京1日目のセットリストは以下の通り。




第1部


1.Easy Go
2.風と共に
3.RAINBOW
4.悲しみの果て
5.神様俺を
6.自由
7.I am hungry
8.ガストロンジャー
9.RESTART
10.夢を追う旅人
11.今を歌え
12.いつもの顔で
13.旅立ちの朝
14.オレを生きる
15.Wake Up


第2部


16.今宵の月のように
17.笑顔の未来へ
18.シャララ
19.俺たちの明日
20.歩いてゆく
21.so many people
22.ファイティングマン

今回は大阪のセットリストは見ないようにして行きました。

第1部はニューアルバムから全曲披露され、第2部はお馴染みの曲やレアな曲中心のラインナップでした。

メンバーが登場して、いきなりの「Easy Go」で喉は大丈夫だろうかとハラハラしましたが、ギターを弾きながらの熱唱で、後半こそ息継ぎが苦しそうでしたが、会場も拳をあげたり、高速手拍子をしたりと盛り上がっていました。
今回は間奏で石くんと向き合ってツインギターも弾いておりました。

続いての「風と共に」は後半の高音部分がまだ掠れて苦しそうだなと思っていたら、続けざまに「RAINBOW」に突入してビックリ‼
宮本さんはステージの端から端まで動き回って熱唱、観客もノリノリでした。

ここまでほとんどMCは無く「悲しみの果て」の前に短く曲紹介があったような。。

野音では喉の不調のせいか、そっと歌っていた印象があった曲でしたが、今回はいつもの力強い、希望を感じさせる歌声で安心して聴いていられました。宮本さんの復活力は凄いです!

「神様俺を」は今回、ヒラマさんのギターが心地よく響いて来ました。後半の宮本さんの絶叫でも動じない安定したリズムが素晴らしかったです。

「自由」は野音では披露されなかったので初めて生で聴きましたが、後半「さがして~」からはCDより激しく、ロックな感じになっていて驚きました。記憶が曖昧なのですが、宮本さんがドラムをかなり煽っていたのはこの曲だったかも。。

「I am hungry」「ガストロンジャー」「RESTART」の流れは凄かった!

特にライブハウスの狭い空間での「ガストロンジャー」の破壊力は抜群でした!
照明も効果的で会場の拳率もかなり高かったです。宮本さんがタコのような謎の踊りを披露していたのはこの曲だったかな?
今回成治さんのベースソロがとっても際立っていて痺れました!

大好きな「今を歌え」
宮本さんの正直な心情を綴ったこの歌を、ずっと歌い続けて行って欲しいと願います。
会場は宮本さんが、最後の「空よ」の後のギターの弦を弾いたあと、しばらくしてから大きな拍手が長く続いていたように感じました。
みなさん聴き入っていたのかもしれません。

「いつもの顔で」もじっくり聴くことができました。後半のシャウトも力強く、宮本さんの声の調子も良くなって来たように感じました。

「旅立ちの朝」で突然前奏を止めた宮本さんが「手をあげている人がいる」とスタッフを呼んで、前方で具合の悪くなった人を救護する場面がありました。大阪でも同じ曲の時に、同じことがあったようです。

「他にも具合が悪い人がいたら遠慮無く手を挙げて」と何度も客席に向かって話す宮本さんに「宮本、やさしい!」との掛け声がありました。珍しくその掛け声に「カッコつけなきゃならないから」みたいな返答?をされていました。

仕切り直しての「旅立ちの朝」は野音の時よりCD音源に近く、村山さんのとても壮大なキーボードアレンジが素晴らしかったです。
珍しく宮本さんの声にエコーのような響きが加えられいて、それも効果的で新鮮でした。

「オレを生きる」「Wake Up」とニューアルバムの曲が続きます。

「オレを生きる」はやっぱり生で聴くと宮本さんの声に吸い込まれます。

「Wake Up」は後ろからみていて、もっと会場は盛り上がってもいいのでは?と感じられました。宮本さんが「どうした?エブリバディ!行くぜ~!」と煽っていたのはこの曲だったかも?
新曲は盛り上がり方がわからず、難しいのかもしれませんね。
でも最後の畳み掛ける「go!go!go!」が私はやっぱり大好きです!


第2部はまた後日。

エレファントカシマシ TOUR 2018 “WAKE UP!!”zepp 東京 2018-7-5[その1]

初めてライブハウスで聴くエレカシサウンド。

心配していた宮本さんの声の調子も良くなっていてホッとしました。

「悲しみの果て」では力強い、「今宵の月のように」では伸びやかな、いつもの宮本さんの声が響いてきて、本当に良かったです。

ネタバレになるので細かいレポは後日に書きますが、新しいアルバムの曲は全曲披露してくれたし、お馴染みの曲も聴けたし、古いレアな曲もあったりと、幕の内弁当のようなライブでした!

音もダイレクトに響いてきて、ベースソロもハッキリ聴こえてめちゃくちゃかっこ良かったです!

後半になるにつれ、声が良く出ていたように感じます。いつもより演奏時間も曲数も少なかったけど、満足感に変わりはありませんでした。

何度みても、またみたくなる、こんなバンドは初めてです。

今度はいつ会えるのでしょう。

また備忘録を書きながら、楽しみに待ちたいと思っています。


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エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23[その5]

昨日からZeppツアーが大阪から始り、ライブに行かれた人たちのTwitterを読むと、宮本さんの声も回復されたようで安心しました。

日比谷野音の備忘録もこれが最後です。



第2部


20.今宵の月のように
21.笑顔の未来へ


第1部が終わって、5分後くらいに再びメンバーが登場した頃には、雨も弱まっていました。

これまで聴いた「今宵の月のように」の中で、一番苦しそうに歌っている姿を見て、宮本さんの声の不調に気づきました。

それでも次の「笑顔の未来へ」では、宮本さん自ら手拍子をしたりといつも通りのパフォーマンスでしたが、この曲も野音では異質に感じられました。
これも大好きな曲なんですが。。


22.友達がいるのさ
23.シグナル


22はとても野音に似合う曲で、後半の盛り上がりがすごくて、宮本さんの「来年も、再来年もいこうぜ~!」のセリフで会場も最高潮に達したように感じました。

23もライブで聴いてみたかった曲なので、凄く嬉しかったです。
「悲しみの月日が新たな歴史のシグナル~」この部分が心にしみました。


24.悲しみの果て


「今宵の月~」ほどは不調に聴こえなかったのは、いつもより声を張り上げずに歌っていたからかもしれません。
やさしく包み込むような歌に聴こえました。


25.歩いていく
26.月の夜


25はアルバム「RAINBOW」シークレットトラックとのことで、私は初聴きでした。
キーボードの魚さんと宮本さんのギターで ささやくように歌われてました。
歌詞を噛みしめるように歌っていたのが印象的でした。

26は中盤、照明に浮き上がる宮本さんの姿が鬼気迫っていてものすごい迫力でした。掠れた声を力ずくで絞り出していたようでしたが、その歌う姿に圧倒されてそんなことは気になりませんでした。
私の席からは屋根に隠れて見えませんでしたが、雨も止んできていたので月が見えていたのでしょうか?
もしそうならすごい演出です。


27.旅立ちの朝
28.男よ行け


「旅立ちの朝」は壮大なイメージがあり、新しいエレカシを感じるアレンジが好きです。

「男よ行け」は何度聴いても、何故この伴奏で歌えるのかが不思議な曲です。
メンバーの音もしっかり合っていて、宮本さんの声も力強かったです。やはり野音には昔の曲が映えるのかもしれません。

ここで第2部が終了したため、宮本さんがキーボードの魚さんと握手をして、そのままベースの成治さんにも握手を求めに行きましたが、しばし成治さんは気づかず、気づいたときには戸惑っていたようでした。続いてドラムのトミさん、ギターの石くん、サポートギターのヒラマさんとも握手をして去っていきました。


アンコール


29.星の降るような夜に
30.ファイティングマン


アンコールの前には雨も上がって、みんなフードを外し出していました。
後から知ったのですが、アンコール2曲は大阪とは違っていたようです。

再びステージに登場してから、宮本さんの長めのMCがありました。去年1年間の幸せだった思いに浸るだけではなく、今年もドンと行くのでよろしくというような話をされていたと思います。「もう6月なのに今年もよろしくって言うのもおかしいけど」みたいなことを言ってから、「古い曲ですが、」と「星の降るような夜に」を紹介していました。

この曲は映像で観て、いつかライブで聴いてみたいとずっと思っていたので、テンションが上がりました。
会場も「歩こうぜ~歩こうぜ~」のサビのところで楽しそうに拳を振り上げていました。

そしてそのままのテンションでの「ファイティングマン」は凄かったです!
声の不調も全然気にならず、会場全体が腕を振り上げて、夜空に向かって叫ぶ宮本さんと同じ熱気に溢れていました。


約3時間のライブを終えて、いつもの肩組み挨拶でメンバーが立ち去り、会場を出るために階段を昇りきったところで振り向いた私は、ステージの上に月が見えていたことに初めて気づいて感動しました。

今回のライブで印象に残ったのは、ドラムの音でした。
ライブに行く度に力強さが増して、音に重みが出ているのに凄くノリやすくて、宮本さんの歌を引き立てていたように感じました。

どの曲だったか覚えていませんが、これでもかってくらいシンバルとドラムを叩いているのに、宮本さんはもっともっとと全身で激しくアピールしていました。

その他にも細かくギターに指示を出したりと、宮本さんは歌いながら後ろを振り向くことも多かったように感じました。

エレカシは心底ライブバンドなのだと感じました。CDの音源とライブの音源は全く別物で、曲によっては全然違う印象を持つことも多々あります。

曲がどんどんバージョンアップされて、以前と違う曲のように感じることもあります。
だからこそ何度でもライブに行きたくなるのでしょう。

そして宮本さんの全身全霊で歌う姿とバックのメンバーの演奏がセットで感じられることが、エレカシのライブの醍醐味なのだと思います。

またZepp東京で新たなエレカシと出会えることを楽しみに待ちたいと思っています。

エレファントカシマシ日比谷野音ライブ 2018-6-23[その4]

昨日、宮本さんの喉が回復して、無事に大阪公演以降のツアーが行われるお知らせが公式サイトに掲載されホッとしました。

本当に大丈夫なのか心配もありますが、今日の大阪公演のレポを楽しみに待ちたいと思っています。

先週の土曜日はあんなにどしゃ降りで寒いくらいだったのに今日は真夏日

たった1週間で季節も人間も変わるんですね。


第1部の続きです。


06.おれのともだち
07.星の砂
08.珍奇男


初期の曲が続きます。
「星の砂」は雨の中でも観客の方々は手の平をヒラヒラさせて盛り上がってました。

「珍奇男」はライブで聴くのは初めてなのでドキドキしました。
ど迫力の宮本さんの歌を引き立たせる眩しい照明、後半のリピートされる力強い伴奏、そして最後は初めて聴くエンディング、全てが凄かった!更新し続けるエレカシのライブはやっぱり何度来ても刺激的です。


09.武蔵野


これもライブで聴くのは初めて。野音の映像でみたとき、野外での音の広がりが歌詞とあっていてとても良かったので、ここで聴いてみたかった曲です。イントロのドラムでテンションが上がりました。


10.神様俺を
11.いつもの顔で


新曲が2曲続きました。
「神様俺を」は軽めのレゲエのリズムとは裏腹に「神様どうか俺を見捨てないで」の歌詞が切なく感じられました。

「いつもの顔で」はアルバムの中でも好きな曲なので、じっくり宮本さんの歌を聴いていました。


12.さよならパーティー
13.かけだす男


これはライブで聴いてみたい曲だったのですごく嬉しかったです。この時ばかりは雨に感謝したくなるくらい、この自然の演出が曲に似合っていました。
宮本さんは雨に濡れてもカッコいいロック歌手でした。


15.Destiny


大好きな曲です。後半の歌詞も野音から見えるビルの風景とマッチしていたし。。でも何故か今回の野音の曲の中では異質に感じられました。


16.なぜだか俺は祷ってゐた
17.ズレてる方がいい


16はライブで初聴きですが、断然生の方が心に響きます。夜空に向かって歌う姿がとても似合う曲でした。
17も相変わらずの迫力、すごく好きです。


18.オレを生きる


CDよりずっと感情がダイレクトに響いて来るようで、じっくり聴いてしまいました。ライブで聴きたい曲になりました。


17.RAINBOW


「3210」無しでいきなり「♪暮れゆく~」と始り、どしゃ降りの雨みたいなドラムの音が響いたこの曲を、宮本さんはステージを動き回って歌いきりました。
最後のドラムも天を仰ぐ宮本さんのポーズも圧巻でした。


ここで第一部が終了。メンバーが一旦ステージを去りました。

ここまでは声の不調を感じることはあまりなかったような気がします。
初めて間近でみる宮本さんの鬼気迫るようなライブパフォーマンスとメンバーのヒリヒリするような緊張感に溢れた演奏に圧倒され、あっという間に時間が過ぎてしまったせいかもしれませんが。。。

第二部についてはまた後日書きます。

エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23[その3]

メンバーが登場した時はまだ雨も激しく降っていました。

宮本さんの「あいにくの雨ですが、気合い入れて行きますのでよろしくお願いします。」の挨拶のあとに、新しいアルバムの1曲目である「WAKE UP」が始まりました。

野外だから音はそれほど響かないだろうと思っていたら、今までで一番ドラムの音が胸に響いてきてビックリ!よくみたらすぐ近くに山積みのスピーカーが。。。

でもこの曲のアレンジは高揚感に溢れていて、とても好きだったので、すぐにそんなことは気にならなくなりましたが、演奏に比べて宮本さんの歌のテンポがちょっとゆっくりめだったような。。

そのままアルバム通り「Easy Go」に突入。ツアーファイナルのさいたまスーパーアリーナで初披露されたときは、息が苦しげで、途中ギターをかなぐり捨てて身体を折り曲げたり伸ばしたりして必死に歌っていましたが、その時よりも断然歌は聴きやすくなり、宮本さんもギターを最後まで弾いていました。ハンドマイクで歌う方が動き回るし、体力が消耗するのかもしれません。

途中の間奏のところで、ギターの石くんが宮本さんに近づいたら、宮本さんのネックの部分で顔を小突かれ、あえなく定位置に下がっていきました。(キノドクダケド、ワラッチャイマシタ)

エンディングに繰り返えされるドラムとギターとベースのせめぎ合いは本当にカッコいい!

いつ終わるのだろうとハラハラしていると、急にピタッと全ての音が止まる。凄かったです!

ここから私にとって初聴きの3曲が続きます。歌詞をしっかり聞き取るのに必死だったため、申し訳ないことに演奏に関する記憶がありません。

宮本さんはハンドマイクを持って、わざわざ雨に濡れるステージの一番前まで来て左右に移動しながら熱唱。雨に濡れる姿が色っぽくて絵になっていました。

「上野の山」で「花見のどこが面白いのか」といいながら、「少し騒ぎたいから俺も花見に入れてくれ」と歌うところが印象に残りました。世間の騒ぎに背を向けて、孤独に引き込もっているイメージが強かったので、この歌詞は意外でした。

「人間って何だ」は私が好きな「風」というアルバムの中の1曲で、ライブで聴くのは初めてでした。

「スーパーマンになるしかないかい?」と歌っているように、昔から必死で生きてきたのでしょう。でもやっぱり普通の人間なんですから、体調の悪いときには無理せず休んでほしいと願ってしまいます。


長くなったので続きはまた後日、書くことにします。

エレファントカシマシ 日比谷野音ライブ 2018-6-23 [その2]

宮本さんの喉の回復を願いつつ、先日の日比谷野音の備忘録の続きを書いておこうと思います。

私が霞ケ関の駅に着いたのは3時半頃。もうすでに雨も降り始めていましたが、外聴きと思われる人も沢山来ていて驚きました。

日比谷野音の入口付近には大勢の人が並んでいて、グッズ購入の為かと思ったら、IDチェックの列だと言うので最後尾を探したら、図書館を通りすぎた先の車止めのある辺りでした。

丁度野音の会場でリハが行われていて、それを聴いていたので退屈はしなかったのですが、雨が段々と激しくなり、傘だけでは濡れてしまうので、みんなレインコートやカッパを着こんで黙々と待っていました。

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リハも演奏が中心であまり宮本さんは歌っていなかったと思います。声を温存していたのかもしれません。

1時間以上並んでるうちに人が段々と増えていきましたが、そのほとんどが女性であることに驚きました。しかも20代~30代と思われるお洒落な女性も多くて、私が最初にライブに行った石川県の会場の雰囲気とは明らかに違っていました。

フェスや紅白歌合戦や夢の競演でエレカシを初めてみて、ファンになった人が多かったのかもしれません。

やっとIDチェックにたどり着いた時にはもう開場時間が過ぎていたので、そのまま入場せざるを得ない状況でした。

会場内は傘は禁止とのことで、カッパを着て雨に濡れながらじっと座っている観客の後ろ姿は、滝に打たれる修行僧のようでした。

私の席は思っていたよりずっとステージに近くてびっくりしました。ギターを弾きながら歌う宮本さんの表情も肉眼でみれる距離でした。

私の前の方の列も席の回りも若い女性ばかりで、男性は一人しかいなくて、何だか居心地悪そうにしていて気の毒になりました。

私の想像していた日比谷野音の雰囲気とは全く違っていて、どこかのフェスに来てるような気持ちになりました。

まだ明るい5時半過ぎにメンバーが登場。まず宮本さんの脚の細さにビックリ!映像で見るより細くて、後ろ姿はアニメの次元大介みたいで何だか人間離れしてみえました。(いい意味で。。)

次回はライブの第一部の演奏について書いていこうと思っています。